2019年10月14日

シルバー透かしネックレス

こんにちは。

今回は細やかな透かし模様のシルバーネックレスのご紹介です。

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G3295
19世紀後期
シルバーネックレス
120,000円+税


中央には可愛らしいお花、その周りを囲むように透かしの細工が施されています。

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一般的には、同じデザインのパーツがいくつも連なる場合、
型に金属を流し、均一なものを大量に作ることが多いのですが、
こちらのネックレスは驚くことに66コマもある繊細な透かし模様は
全て一つ一つハンドメイドで作られているんです。

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マーキース型の枠内に細い銀線を渦巻き状に丸め、透かし模様を表現。
アンティークで時折見かける「フィリグリー」と呼ばれる線状技法です。

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写真のパーツを比べていただくと、同じ模様でも渦巻き型が微妙に違っているのが分かりますでしょうか?

外枠部分にも撚り線細工と呼ばれる、銀線をねじりロープ状にしたパーツがセッティングされています。

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ひとコマだけを取ってみてもその手間暇をかけた造りに驚くほどですが、
それを66個連ねたチェーンとしての全体像を見ると
物づくりにかける当時の職人の情熱に圧倒されます。

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チェーンとしての流れによって変化する曲線の表情がとても美しく、
ハンドメイドならでの質感の深さが伝わってきます。

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長さは約97cmで、
ソトワールとして一連でも使えますが、
2重巻きにして長さ調整するとより豊かな表情を楽しむことができます。

是非店頭にてお試しくださいませ。

K.S.
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2019年09月30日

パテック・フィリップ「ゴールドの2トーンテキスチュア」


こんにちは。

今回は久々に名門パテック・フィリップのご紹介です。
パテック・フィリップのすばらしさはあらゆる面に及びますが、
今回はそのテキスチュアに焦点を当ててご紹介したいと思います。




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パテックらしい、端正でシンプルなブレスウォッチです。
しかし見た瞬間2トーンであることを強く感じる印象的な一点でもあります。

2種類の金属を使い分けているのではなく、18KYGの仕上げ方を変えることで、
このユニークな風合いを生み出しているのです。



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ダイヤルの6時側に見えるのは、スイスの名門宝飾時計店である「ギュブラン」の名前。
もしかしたらジュエラーとしてのギュブランの意向が反映されたモデルなのかもしれませんね。

ブレスの中央にヘリンボーンのようなV字側の連続模様が見えます。
その両サイドは細かい凹凸仕上げを施したクレープ模様になっています。




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実はこのブレスもともとは中央のV字ラインを3列並べた構成になっています。
こちらがブレスの裏側なのですが、同じパターンが並んでいるのが見られます。




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こちらが表側です。
中央部のV字ライン飲み残して両サイドにこの細かな模様を施していますが、
本当に丁寧な仕事で、日本の着物などに使われるちりめんの生地のような素晴らしい質感です。



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手の動きにより中央のV字ラインの部分はまるで水の流れのように光が動いていき、
あたかもスイスののどかな田園地帯に流れる小川を見ているようです。




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腕に留めるためのブレスレットのテキスチュアの仕上げ一つにまで、
独自の美意識とそれを具現化する高度な技術の裏付けを持つ。
世紀を超えて賛辞を受け続ける名門ならではの奥行きの深さに感銘を受けます。


ぜひ実物をお試しになってみてください。









by M.A.

A13490
パテック・フィリップ
1961年製
18KYG
1,200,000円+税





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10:30−20:00
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ROLEX(ロレックス)OMEGA(オメガ)など
アンティークウォッチはホームページからもお求めいただけます

2019年09月23日

リボンブローチ

こんにちは。
11日より開催中の新着コレクション
「Shellman Antique Jewelry New Arrival Collection」も
いよいよ明日24日が最終日となります。

前回に引き続き、DM掲載品からのご紹介です。

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I544 ブローチ 20世紀初期
ダイヤ 18KWG
1.200,000円+税

ダイヤをふんだんにあしらった、
豪華なブローチです。

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結び目のドレープや、リボンの布地の柔らかさまで
リアルに再現している逸品です。
中でも注目していただきたい点が2つあります。

1.ミル打ち

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アンティークのプラチナジュエリーではおなじみのミル打ち細工。
このブローチではリアルな質感を表現することに活かされています。
縁の部分をミル打ちにすることで、輪郭線で描かれたイラストの様なリボンではなく、
柔らかい生地で結んだ立体的なリボンの風合いを見事に再現しています。

2.裏抜き

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よく「質の良いジュエリーは裏抜きを見ればわかる」と言われます。
写真を見ていただくと、裏側がハチの巣のように一つ一つが微妙に形の異なる綺麗な枠状になっているのがわかりますでしょうか?

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ドリルで穴を開け、やすりがけをしただけの簡易的なものとは違い、しっかりと手間と時間をかけ、それぞれの石に合わせた裏抜きがとても丁寧に仕上げられています。
このおかげでダイヤを立体的、かつなめらかにセッティングをすることができ、どの角度から見ても凸凹が無く、ダイヤの輝きに一体感を感じることができるわけです。

こうした注意深く見ないと見落としてしまうようなさりげない、
けれどとても手の込んだ細工のおかげで、ブローチの質がグッと上がるんです。


是非店頭にてご覧くださいませ。
皆様のご来店お待ちいたしております。

K.S.
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