2019年09月16日

バングル「いにしえの様式美U」

こんにちは。
今週からスタートしたアンティークジュエリーの新着コレクション
「Shellman Antique Jewelry New Arrival Collection」
おかげ様でご好評いただいております。
9月24(火)まで開催中です。ぜひお誘いあわせの上お越しください。

今回はそのDM掲載の内の一点をご紹介します




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19世紀に作られたゴールドのバングルです。
今年の2月にも同系スタイルのブローチをご紹介しましたが、
この時代に多くの古代遺跡が発掘され、それらに対する研究も盛んでした。
またデザイン様式への影響にも大きなものがありました。

ジュエリーにおいては、大変に手の込んだ繊細な金細工が代表例で、
「フィリグリー」と呼ばれる線状細工
「グラニュレーション」と呼ばれる粒金細工
「レポゼ」と呼ばれる打ち出し細工等が有名です。




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この内、このバングルに使われているのが「フィリグリー」と「グラニュレーション」
バングルのシルエットそのものは、腕の形状に合わせたシンプルなオーバル型の「環」
なのですが、その装飾の緻密さには圧倒されます。




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環の縁の部分には上下とも等間隔で粒金の細工が施されていて、
一見整然とパールが並べられているような華やかさを感じます。




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そして圧巻なのはその前面部分の細工です。
ひし形の枠にセットされたパールを中心にして、
その4隅にはさらに小さな粒金を使ったオーナメントが配され、
その両サイドにはらせん状の模様を付けた線状細工をあしらうという
繊細さの積み重ねが素晴らしい。




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しかもそれを一単位として、前面180度分の連続模様となっています。
そしてこのパターン全体を、畝状に組み合わされた3本のねじり線細工で囲んでいて
まるで古代都市を守っている城壁を思わせる荘厳さがあります。




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こちらはサイド蝶番方向から見たところです。
後面部分は無垢の地金状態になっていて前面との対称性が印象的です。




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こちらは開口部です。
前後面の切り替えと、上下部装飾の連続性の対比がユニークです。




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見る角度によって違った表情を見せてくれる奥行きの深さ。
いにしえより受け継がれてきた、美の感覚を実感させてくれる一点です。






by M.A.





G3305
バングル
19世紀後期
パール 15K
SOLD


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2019年09月09日

ペリドット&パールイヤリング

こんにちは。
9月11日から24日の間アンティークジュエリーの新着フェアを開催いたします。

本日はリーフレット掲載品のペリドットのイヤリングをご紹介いたします。

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G3208 イヤリング 20世紀初期
ペリドット・パール・15K
160,000円+税

グリーンカラーの宝石と言えば、エメラルドや翡翠が思い浮かびますが、
ペリドットはそれらの石と比べると、スッキリとしたライトグリーンで、
とても明るいイメージを与えてくれるのが特徴的です。

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ペリドットとシードパールが交互にセッティングされた、
ドロップタイプのイヤリングです。
動くたびにしなやかに揺れ動き、耳元を上品に彩ってくれます。

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よく見るとペリドットとパールを留める枠には、アンティークらしい細かなミル打ちが施されています。
この細工のおかげで石に視線が集中することとなり、ペリドットの色味が際立ちます。

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裏から見ても爪がほとんど目立たないように仕上げてあります。

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イヤリングはスタイルによっては髪に隠れてしまい、輝きが弱く見えてしまうケースもありますが、
「夜会のエメラルド」と呼ばれるだけあって、少なめの光でも華やかに輝いて存在感を放ってくれます。


※こちらはイヤリングですが、ピアス加工も承ります。
 ご興味ございましたらお気軽に店頭スタッフへご相談くださいませ。

K.S.
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2019年08月19日

シードパールとエナメルのリング

こんにちは。

今回は、先日ご紹介したリングと同じく、
エナメルを使ったお品物のご紹介です。

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CJ334 リング 1897年
パール エナメル 18K
160,000円+税

エナメルの黒色と、パールの白色で表現した
モノトーンのコントラストが印象的なリングです。

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花と葉の一枚一枚に、一粒ずつシードパールがセッティングされた可憐な仕上がりです。
エナメルの技巧が素晴らしく、細い茎までもが埋没せずにくっきりとした線を描いていて、
まるで一枚の絵画のような美しさが素敵ですね。

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サイドラインには、アンティークでよく見かけるミル打ちが施されていますが、
かなり立体感の強いミル打ちのおかげで、デザインがグッと引き締まり、
アンティークジュエリーらしい重厚な質感を演出してくれています。

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個人的には、和装に合わせるとよりマッチすると思います。

アンティークをお好きな方でしたら、
「モノトーン」「19世紀後期」
このキーワードでピンとくるかもしれません。

そうこのリング゙は「モーニングジュエリー」なんです。

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内側には「Jn memory of Mather died March 1 1898」の刻印と、
髪の毛が収められた小さなロケットがあります。

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ロケットはペンダントで見かけることが多いのですが、
これだけの薄さでロケットの細工がされているのは珍しいですね。

身に着けるだけでなく、
どういった目的で作られているか考察できるのも、
アンティークジュエリーだからこそ楽しめる醍醐味ですね!
ぜひ、店頭にてお手に取っていただきたいお品物です。

皆様のご来店お待ちいたしております。

K.S.


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