2019年10月21日

「ルクルト 襟飾りのある時計」

こんにちは。
今回のご紹介は名門ルクルトのデザインウォッチです。
以前モバードでも同ジャンルの時計をご紹介しましたが、
文字盤とベゼルの形状の差を利用することで個性的なデザインを作り出すというコンセプトです。




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モバードの場合は、丸型のダイヤルにオーバル型のベゼルを合わせてのものでしたが、
こちらの時計はダイヤル、ベゼルとも丸型です。これだけ聞くと普通の時計と同じ?と思いますが
ユニークなのはその配置です。時計ケースに対してベゼルを二回りほどサイズアップ。
12時側に大きくずらすことによって、片側のベゼル部分が大きく張り出した形状になっています。




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一見、三日月のような。はたまたダイヤルを襟で巻いてドレスアップしたような。
ちょっとしたアイデアですが、まさにこの時計だけが持つ個性を強く印象付けています。




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形状のユニークさに留まらず、ベゼルのテクスチャも個性付けに一役買っています。
絣状に手彫りの直線を交差させた模様の、やわらかで温かみのある表情が魅力的です。




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そしてこの時代にとても人気の高かったカットガラス。
ゴールドベゼルの柔らかな質感と対照的に、引き締まったシャープなイメージです。




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インデックスもこれに合わせてカット面を意識したデザインになっていて、
対比と調和のバランスが見事です。




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そしてこちらがサイドから見たところです。
正面からではちょっと気付きませんが、12時側に向けてベゼルを大きく突出させていること。
単に板状ではなく、なだらかなスロープを描いたシルエットになっていることがわかります。




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個性と継続性、両立するのはなかなかに困難なことですが、
それを見事に実現した一点です。
ぜひお試しください。










by M.A.

D6071
ル・クルト
1960年代 
14KYG
160,000円+税





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2019年10月14日

シルバー透かしネックレス

こんにちは。

今回は細やかな透かし模様のシルバーネックレスのご紹介です。

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G3295
19世紀後期
シルバーネックレス
120,000円+税


中央には可愛らしいお花、その周りを囲むように透かしの細工が施されています。

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一般的には、同じデザインのパーツがいくつも連なる場合、
型に金属を流し、均一なものを大量に作ることが多いのですが、
こちらのネックレスは驚くことに66コマもある繊細な透かし模様は
全て一つ一つハンドメイドで作られているんです。

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マーキース型の枠内に細い銀線を渦巻き状に丸め、透かし模様を表現。
アンティークで時折見かける「フィリグリー」と呼ばれる線状技法です。

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写真のパーツを比べていただくと、同じ模様でも渦巻き型が微妙に違っているのが分かりますでしょうか?

外枠部分にも撚り線細工と呼ばれる、銀線をねじりロープ状にしたパーツがセッティングされています。

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ひとコマだけを取ってみてもその手間暇をかけた造りに驚くほどですが、
それを66個連ねたチェーンとしての全体像を見ると
物づくりにかける当時の職人の情熱に圧倒されます。

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チェーンとしての流れによって変化する曲線の表情がとても美しく、
ハンドメイドならでの質感の深さが伝わってきます。

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長さは約97cmで、
ソトワールとして一連でも使えますが、
2重巻きにして長さ調整するとより豊かな表情を楽しむことができます。

是非店頭にてお試しくださいませ。

K.S.
posted by Shellman ISETAN staff blog at 11:00| ANTIQUE JEWELRY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする