2019年09月30日

パテック・フィリップ「ゴールドの2トーンテキスチュア」


こんにちは。

今回は久々に名門パテック・フィリップのご紹介です。
パテック・フィリップのすばらしさはあらゆる面に及びますが、
今回はそのテキスチュアに焦点を当ててご紹介したいと思います。




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パテックらしい、端正でシンプルなブレスウォッチです。
しかし見た瞬間2トーンであることを強く感じる印象的な一点でもあります。

2種類の金属を使い分けているのではなく、18KYGの仕上げ方を変えることで、
このユニークな風合いを生み出しているのです。



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ダイヤルの6時側に見えるのは、スイスの名門宝飾時計店である「ギュブラン」の名前。
もしかしたらジュエラーとしてのギュブランの意向が反映されたモデルなのかもしれませんね。

ブレスの中央にヘリンボーンのようなV字側の連続模様が見えます。
その両サイドは細かい凹凸仕上げを施したクレープ模様になっています。




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実はこのブレスもともとは中央のV字ラインを3列並べた構成になっています。
こちらがブレスの裏側なのですが、同じパターンが並んでいるのが見られます。




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こちらが表側です。
中央部のV字ライン飲み残して両サイドにこの細かな模様を施していますが、
本当に丁寧な仕事で、日本の着物などに使われるちりめんの生地のような素晴らしい質感です。



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手の動きにより中央のV字ラインの部分はまるで水の流れのように光が動いていき、
あたかもスイスののどかな田園地帯に流れる小川を見ているようです。




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腕に留めるためのブレスレットのテキスチュアの仕上げ一つにまで、
独自の美意識とそれを具現化する高度な技術の裏付けを持つ。
世紀を超えて賛辞を受け続ける名門ならではの奥行きの深さに感銘を受けます。


ぜひ実物をお試しになってみてください。









by M.A.

A13490
パテック・フィリップ
1961年製
18KYG
1,200,000円+税





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2019年09月23日

リボンブローチ

こんにちは。
11日より開催中の新着コレクション
「Shellman Antique Jewelry New Arrival Collection」も
いよいよ明日24日が最終日となります。

前回に引き続き、DM掲載品からのご紹介です。

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I544 ブローチ 20世紀初期
ダイヤ 18KWG
1.200,000円+税

ダイヤをふんだんにあしらった、
豪華なブローチです。

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結び目のドレープや、リボンの布地の柔らかさまで
リアルに再現している逸品です。
中でも注目していただきたい点が2つあります。

1.ミル打ち

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アンティークのプラチナジュエリーではおなじみのミル打ち細工。
このブローチではリアルな質感を表現することに活かされています。
縁の部分をミル打ちにすることで、輪郭線で描かれたイラストの様なリボンではなく、
柔らかい生地で結んだ立体的なリボンの風合いを見事に再現しています。

2.裏抜き

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よく「質の良いジュエリーは裏抜きを見ればわかる」と言われます。
写真を見ていただくと、裏側がハチの巣のように一つ一つが微妙に形の異なる綺麗な枠状になっているのがわかりますでしょうか?

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ドリルで穴を開け、やすりがけをしただけの簡易的なものとは違い、しっかりと手間と時間をかけ、それぞれの石に合わせた裏抜きがとても丁寧に仕上げられています。
このおかげでダイヤを立体的、かつなめらかにセッティングをすることができ、どの角度から見ても凸凹が無く、ダイヤの輝きに一体感を感じることができるわけです。

こうした注意深く見ないと見落としてしまうようなさりげない、
けれどとても手の込んだ細工のおかげで、ブローチの質がグッと上がるんです。


是非店頭にてご覧くださいませ。
皆様のご来店お待ちいたしております。

K.S.
posted by Shellman ISETAN staff blog at 11:00| ANTIQUE JEWELRY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月16日

バングル「いにしえの様式美U」

こんにちは。
今週からスタートしたアンティークジュエリーの新着コレクション
「Shellman Antique Jewelry New Arrival Collection」
おかげ様でご好評いただいております。
9月24(火)まで開催中です。ぜひお誘いあわせの上お越しください。

今回はそのDM掲載の内の一点をご紹介します




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19世紀に作られたゴールドのバングルです。
今年の2月にも同系スタイルのブローチをご紹介しましたが、
この時代に多くの古代遺跡が発掘され、それらに対する研究も盛んでした。
またデザイン様式への影響にも大きなものがありました。

ジュエリーにおいては、大変に手の込んだ繊細な金細工が代表例で、
「フィリグリー」と呼ばれる線状細工
「グラニュレーション」と呼ばれる粒金細工
「レポゼ」と呼ばれる打ち出し細工等が有名です。




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この内、このバングルに使われているのが「フィリグリー」と「グラニュレーション」
バングルのシルエットそのものは、腕の形状に合わせたシンプルなオーバル型の「環」
なのですが、その装飾の緻密さには圧倒されます。




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環の縁の部分には上下とも等間隔で粒金の細工が施されていて、
一見整然とパールが並べられているような華やかさを感じます。




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そして圧巻なのはその前面部分の細工です。
ひし形の枠にセットされたパールを中心にして、
その4隅にはさらに小さな粒金を使ったオーナメントが配され、
その両サイドにはらせん状の模様を付けた線状細工をあしらうという
繊細さの積み重ねが素晴らしい。




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しかもそれを一単位として、前面180度分の連続模様となっています。
そしてこのパターン全体を、畝状に組み合わされた3本のねじり線細工で囲んでいて
まるで古代都市を守っている城壁を思わせる荘厳さがあります。




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こちらはサイド蝶番方向から見たところです。
後面部分は無垢の地金状態になっていて前面との対称性が印象的です。




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こちらは開口部です。
前後面の切り替えと、上下部装飾の連続性の対比がユニークです。




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見る角度によって違った表情を見せてくれる奥行きの深さ。
いにしえより受け継がれてきた、美の感覚を実感させてくれる一点です。






by M.A.





G3305
バングル
19世紀後期
パール 15K
SOLD


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