2020年09月21日

新着コレクションご紹介 Vol.8

こんにちは。

Shellman VINTAGE WATCH & ANTEQUE JEWELRY New Arrival Collection

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9月9日(水)−9月22日(火)にかけて開催してきた新着コレクションも明日22日が最終日です。
お時間がありましたら是非お立ち寄りください。
そしてフェア最後にご紹介するのはこちらの一点。

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G3252
19世紀中期
ダイヤ イヤリング
14K シルバー
¥920,000 +税

まばゆい輝きに目が奪われる、フック型のダイヤモンドピアスです。

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現在主流のブリリアントカットの原型でもあるオールドヨーロピアンカットは、テーブルが小さめな分、取巻き部分のカット面が大きく、サイド方向からの光もしっかり捉えます。そのため揺れ動く時のシンチレーション(煌めき)が強くでるのが特徴です。

こちらのピアスは直径が約6mmの大粒なダイヤを使用しているため、より光の反射面が広く、影になりやすい耳元でも眩い輝きを放ちます。

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山形の台座に埋まるようにセッティングされており、正面から見るとダイヤがシルバーに包み込まれ放射線状に広がる爪が太陽の光線にも見えるデザインが魅力です。

メインストーンの上にはアクセントとしてメレダイヤが一粒セットされており、こちらもキラリと輝きます。

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この後プラチナが台頭してくるまでは数世紀もの間、ダイヤの白い輝きを活かす地金としてシルバーが唯一の白い貴金属でした。その伝統を受け継いだシルバーの清廉さがダイヤの輝きをいっそう引き立てています。

日本ではいぶし銀という文化があることもあり、最近はあえて銀のくすみ感を少し残したままご着用の方も増えています。ダイヤの煌めきと、いぶした感じの銀の渋みとのコントラストを楽しむことも一興です。もちろん徹底的に磨いて本来のシルバーの輝きを活かすのも、お使いになる方のお好みで自在にお楽しみいただけます。


新宿伊勢丹へお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。

K.S.
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2020年09月19日

新着コレクションご紹介 Vol.7

こんにちは。

Shellman VINTAGE WATCH & ANTEQUE JEWELRY New Arrival Collection

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今回も引き続き、9月9日(水)−9月22日(火)まで開催の新着コレクションの中からご紹介します。

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A14133
オメガ 1960年代
K18WG
¥500,000+税

文字盤を取巻くダイヤと編み込みのゴールドブレスの組み合わせが王道の、オメガのアンティークウォッチです。
シンプルですが、細かい部分まで含め一体感を意識したデザインになっています。


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通常はダイヤ1粒ずつに個別に爪を起こして留めるのですが、こちらはベゼル全体を一つのリングとして捉え、その中にダイヤを埋め込むというようなスタイルでセッティングされています。


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そのため4隅の爪がリングの外周・内周の一部分になるよう△型になっていて、ベゼルが凹凸のないスムーズな円を描いています。


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通常よりリューズが小さく、ケース本体に少し埋まるような造りであることも、スマートに見えるもう一つの理由です。
正面から見るとリューズが隠れ、プレスからケースにかけてのサイドラインがなだらかに流れ、より宝飾性の高い仕上がりになっています


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肌触りがまるでシルクの様な滑らかなブレスも魅力です。留め具に向かってグラデーション
で細くなっており、エレガントな印象を受けます。


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留め具はブレスの意匠と同系ですが、よく見るとブレスより細長い八角形で凹凸に刻まれており、光の動きが顕著です。


新宿伊勢丹へお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

K.S.
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2020年09月17日

新着コレクションご紹介 Vol.6

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Shellman VINTAGE WATCH & ANTEQUE JEWELRY New Arrival Collection
9.9(水)−9.22(火)

こんにちは。

おかげ様でご好評いただいておりますコレクションも残り一週間を切りました。
機会があったらぜひご覧になってみてください。

さて今回ご紹介するお品はいつも以上に特別感の高い逸品です。

基本的にシェルマンでは「ジュエリーは身に着けて楽しむもの」という点を大切にしています。
今回の品も当然着用してお楽しみいただけるものではありますが、
ただそれ以上に「作品性」を強く感じる、まさにコレクターズアイテムと呼ぶに相応しいジュエリーです。




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アンティークの時代、フォーマルな場でのジュエリーは
今以上に重要なものとして受け止められていました。
格式が高い場ほど、より重厚感と品格が求められ、
その表現の一つとして重用されたのがパリュールと呼ばれるセットジュエリーです。
個別のジュエリーに比べて複数アイテムの統一感、特別感が強調されることで
華やかなドレスに合わせる盛装用のジュエリーとしてとても相性の良い物でした。

ただその分手の込んだ意匠や細工などのレベルも上がり、点数も多くなることで、
とても高価で贅沢なジュエリーであったために、作られた数は決して多くはありません。
また100年以上の年月を経て全てが揃った保管状態のよいものとなるとさらに少なく、
実際に手にとって見る機会はかなり限られます。
こちらのセットはそういう希少なパリュールの一例です。

しかも実際に手に取ってみると驚くのは、
もとより意匠や細工に優れたパリュールの典型的なレベルを念頭においても
さらに一回り二回りも上を行く仕上がりになっていることです。




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メインとなるのは中央にあるペンダント兼ブローチ。
縦70o(バチカンからドロップのパールまで)×横32o 
とかなりのボリュームで、これ一点でも充分な存在感があります。

メダイヨン。ローマ時代の勲功メダルにも通じる装飾を主としたスタイルのジュエリーです。
フランス製だけあってロココデザインの影響を強く受けており、
ブルボン王朝時代の栄光が蘇ったような華やかさを感じます。
中央に鎮座するモチーフは、楽譜と伝統的な楽器のリュートの一種と思われます。
リュートの後ろには管楽器らしきモチーフが見えます。
周りに添えられているのはヤドリギでしょうか。植物モチーフまでも同様な手の込んだ作りです。
特筆すべきはその細工の驚異的な緻密さです。




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この楽譜、幅はわずかに12oしかないのですが、
拡大してみると五線譜が2段に描かれそこに音符がぎっしりと・・・




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そしてリュート。まず盤面にマット仕上げを施した上に、
外周・内周に細かいドットのライン装飾。その間にはヘ音記号のような曲線の装飾模様。
しかも0.1oにも満たないサイズにもかかわらず、ドットのサイズの使い分けがされています。
その細やかさは弦の部分に至るまでまんべんなく続いています。

肉眼では見分けがつかないようなミクロンレベルの仕事ですが、
驚くべきことにこれらがすべて手彫りで刻まれているのです。




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ベースとなっているオーバルの台座部分にはレコードのごとく細い溝が幾重にも連なり
その外周には数種の装飾文様が重なり、パールの取巻き内に収められています。




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上下には柔らかな曲線を描くリボン。これらにも地模様と縁取りの彫り。
バチカン上下には立体的な花が一輪ずつ。貴金属細工の粋を極めた技巧が
これでもかというくらい全体を覆いつくしています。




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そしてお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、パートごとに4色のカラーを使い分けて
複層的なデザインの奥行き感を一層高めています。4カラーのジュエリー自体希少なもので、
現代であれば基本的にイエロー、ホワイト、ピンク、グリーンと4色の金合金で構成されます。
ただこちらはまだホワイトゴールドが作り出される前の時代のジュエリーなので、
では白い部分の素材が何かというと、これがなんとプラチナが使われているのです。

存在こそ知られていたものの、加工の困難さのために長い間実用的に使われることのなかった
プラチナが、加工技術の進歩によってようやく使えるようになったのが19世紀後半でした。
ただプラチナが本格的に使われ普及するようになったのは世紀末から20世紀に入ってからで、
19世紀の間に使われた例はほんのわずかにすぎません。このジュエリーの特別感は
こんな素材使いにも表れているわけです。




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ちなみにペンダントだけは裏側がガラスのロケットになっています。
裏蓋としては珍しく蝶番型の開閉方式になっており、その部分を避けてピンが斜めに配されています。
バチカン部分を外すとブローチとして使うことができる作りです。




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こちらはイヤリングです。
ブローチよりは二回り位小ぶりですが、基本的な造形は同じスタイルで統一しています。
ただメインの装飾部分を見るとやはり普通のつくりとは一ひねり異なっており、
通常であればイヤリングは2点とも同じモチーフを使うのが基本なのに対し、
こちらは左右でモチーフを変えています。





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ひとつは楽譜と管楽器。



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もう一方はリュートと管楽器と思われます。

クラリネットかオーボエか他の楽器かはちょっとわかりませんが・・・
それぞれペンダントのモチーフを分けてリピートし、同じテーマ(音楽)で連携していて
パリュールというスタイルならではのハーモニーが活かされています。




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そしてこちらがバングル。
音楽モチーフは使われていないようですが、
ペンダント外周の装飾パターンと同じ造形が幾重にも重ねられてあしらわれており、
繊細かつ重厚な質感が見事です。




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側面クラスプ部分です。
パールのエンド部分を大ぶりの装飾で結んでおり、
目立たない部分にまで妥協のない仕上げが施されています。




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こちらは背面部分です。こう言う形状のバングルの場合、
一般的には装飾のない平面的な地金のみの状態が多いのですが、
外周の装飾パターンが360度取巻いており、中央部分にも細かい溝彫りと
細かいドットパターンが繰り返されています。複数の色味の競演効果も相まって
まるで戴冠式のローブを想起させるような豪華で重厚な質感にあふれており、
とても前面に出ない部分に施される細工とは思えません。




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美しいもので身を飾って楽しむ。という面のみならず、
モチーフに込められた思いや、重要な場や人物の格式を一層高め、
より意味合いを深めるというジュエリーのもう一つの面が強く表れた名品です。

たまにはこんなジュエリーに接し、思いを深く巡らせるのも楽しいかもしれません。
ジュエリーに人生を重ねる。そんなことを考えさせてくれる一点です。
ぜひ実物をご覧になってみてください。







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ペンダント イヤリング ブレスレット 19世紀後期 パール 18K PT 
¥1,850,000+税



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